
開設・企画・提案書
by 写真家・宇多嶋翔
大目的 : 過疎地域の復活
(過疎地の復活なくして日本の復活はなし~との信念のもとに)
小目的 : 1)過疎地域の交流促進
2)都市部に向けての情報発信
3)都市部からのリピーター訪問者の開拓
背景
都市部の過度な人口増加が止まらず、同時に
全国津々浦々、地域の人口減少(流出)も
止まらず限界集落の異常な増加が深刻化・・・
三大都市圏への人口集中と過疎化の進展
三大都市圏の人口が総人口に占める割合をみると、三大都市圏が総人口に
占める割合は、従前から一貫して増加傾向にある。
我が国においては、三大都市圏への人口集中と過疎化の進展が並行して
進むことが想定される。
出展:総務省情報通信白書24年版
激化する空き家
急速な人口流出に伴い地方の空き家率も急速に増加している
もはや10軒に1軒どころか、5軒に1軒、3軒に1軒の
空き家が地域住民の不安に重くのしかかっている
1)防犯上の問題
2)老朽化による倒壊の危険性
3)地域コミュニティの崩壊
多くの自治体が空き家問題への対策を始めるも、金銭授受という
不動産取引の原点に関われないため、お役所仕事のリストupを
始めた程度の現実に終わっている
本質的な問題の深刻さゆえに、ここ数年に何度も法規制が
改定され
1)空き家の固定資産税の増額
2)倒壊等の危険により市当局が強制解体を可能にし
3)解体費用または倒壊等により発生した
損害について損害賠償責任の追及
などが施行されたのは地域行政にとっても
深刻な問題として提議されている
空き家問題の本質は~潜在的な需給は
あるものの肝心な売買取引等の
金額が折り合わない
1)ほとんど利益がなくリスクのみ拡大するので
不動産業者が介入しない
2)今日の不動産価値を決定する要因として、交通の便、
学校・病院・スーパーなどの公的施設の完備、周りの
道路や住環境の充実度合いなどが極端に乏しい
3)家屋の老朽化・・・住むには修理改善カ所が多く
売主、買主の負担額が多大であり、また賃貸であっても
この負担額を勘案すると妥当な取引額が見えない
4)通常の物件であれば、今日ネットを検索するだけで
全国津々浦々の物件からすぐに探せるが、当該、いわゆる
田舎物件については無尽蔵に眠っているだけで誰しも
容易には見つけることができない
コミュニティーの崩壊(これが本質!)
元来、地域生活の特筆であり欠かせない
要素とは、このコミュニティなのだ!
それが音を立てて崩壊を始めている
世界各地で都市部というのは~この逆で
各地方からの寄せ集めであるため都市生活の根幹は
公表されたルールと金銭による経済性の格差が
地域統治の源となっている
ところが地域では、それぞれに歴史的で文化的に根差した
不透明で人情に根差したコミュニティによる統治が基本で
人々はコミュニティに依存し円滑な生活を営んで来た・・・
昨今、新聞やTVで取り上げられる田舎生活の深刻な確執とは
コミュニティに馴染めない移住者と地域住民との衝突なのだ
特にIターンと呼ばれる過去に縁も所縁もない土地への移住者は
住み辛くなれば他の地域へ移るが、Uターンと呼ばれる生まれ
育った地に人生の大半を都会生活に慣れ親しんだ者が里帰り
したときに起こっている
田舎はコミュニティという生活相互扶助組織で動いている
ところに故郷意識の強い都会人が都会の統治基準を強引に
持ち込んだ時に起こっている
双方ともに我が人生の信じる生き様に根差す対極の対立なので
言葉では語れないほどの深淵がある
ただし、この問題の解決なくして
地方再生などありえないので深刻なのだ!
地方再生に求められている本質は~
<コミュニティの再構築>なのだ
1)過去のコミュニティに拘り過ぎるため地方に若者が
育たず逃げ出している現実
2)コミュニティの再生には、田舎が好きな都会人を
受け入れる田舎の度量が求められている
3)つまり、田舎が好きな都会人と地元が好きな地方人
との裸の交流と新しい付加価値の創造なのだ
サロン機能の段階的開発
地域に残る空き家は1軒2件というレベルではない
ひとつの地域が点から面への広がりを進めるに従い
地域と都市部のリピーター交流の広がりも点から
面へと発展する
したがって、焦らず、サボらず、順次、点を、ひとつづつ
広げて面へと拡大することが肝要
クラウドファンディングへの挑戦
金融機関を通さないネット上に誕生した新しい
金融資金確保の方法~
注目したいのは、クラウドファンディングには
広告宣伝やテストマーケッティングとしての機能も
備えている点だ
つまり、古民家サロンが都市部に向けた募集したい人々に
対して無料で広告宣伝が打てる
その内容は、例えば、1口2,500円の寄付を投じて
いただければ、見返りに、おひとり様1泊素泊まりが
できます~
あるいは、2口5,000円の寄付の方には
手作り小物をひとつ差し上げます~といった風に
事前に試験的な営業活動ができる
さらに、クラウドファンディングは、基本的に
二通りの募集方法がある
1) all or nothing
2) all getting
1)は任意に定めた目標額に達した時にプロジェクトを開始
しますが1円でも満たない場合はプロジェクトを解散します
という方式~
2)は目標額に達しようが達しまいが集まった寄付金は
すべて受け取る代わりにプロジェクトは寄付金額にかかわらず
開始しますという方式
(1)を選択するのが状況に相応しいと思う
そして、成功しようと失敗しようと順次繰り返して都市部で
この地域に興味のある方々とのパイプを築くことが肝要
情報発信サイトの構築
都市部や世界に向けた情報発信サイト(通販含む)は
順次、状況に応じて政策運営するのが妥当だと思う





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