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執筆者の写真Show Udajima

45年でガンガの沐浴も様変わりした



大洪水の時、ここが水に呑まれたというから自然の力は偉大なり

撮影の時、ここを1日に何度も歩いた~

右端に見えるのが沐浴のガンガ(ガンジス川)だ

だいたい2kmほどが今日でいう遊歩道のように

歩けるようになっている


沐浴はその全域ではなく人々の好みなのか

数か所に人気があるようだ


モスリムのように何時から何時などと

1日のプログラムが決められているのではない

ただ気が向いたときが沐浴タイムなのだ


だから、早朝が多い

夜明けとともに朝日を浴びながらの沐浴は

見ていても絵になるし気持ちもよさそうだ


そしてお昼前後、午後3時のティータイムなどが

多いようだ・・・だけど、その沐浴も随分と変わった

45年前はまさに聖なるものだったけど~

今日では地元民も急激に減った


理由を聞けば「コレラ、チフス、赤痢」のウイルス満載~

と返ってきたときは思わず噴出した・・・インド人も

賢くなったものだ。現に、ほとんどが控えている


そして45年前では考えられなかったことが

起こっていた。45年前は終生の至福の喜び~と

全財産はたいて長旅の末にガンガに辿り着き沐浴~

というイメージがあちこちに生きていたが

今日では笑い話にもならない


1日に何便も長距離観光のバスが到着する

1台に50~60人ほどが搭乗し旅行カバンが積み上げられ

インド人観光者がガンガを見渡している

特に感動するような雰囲気などない

そしてガイドが沐浴の案内をするのだが

ただ聞くだけで実際に沐浴するものすらいない


しかし皆無なのではない

本当に熱心な人々は親友とお金を出し合い

小型バスをチャーターし、地元の僧侶に沐浴ガイドを

依頼しているようだ


この人々はもちろんガンガに浸かる

でも、いったいどんなガイドを受けてるのだろう?

と不思議に思う~なぜって、ガンガのほとりで

沐浴の格好になりながら30分も1時間も聞く

講義っていったいなんだろう?と思うが

その人々は一応に熱心に僧侶の言葉に相槌を打ちながら

神妙そのものだ




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