橋下市長、世界共通「第2の都市」問題に挑んだ… 海外メディアも大阪都構想否決に注目
大阪市を廃止し、かわりに5つの特別区を設置する「大阪都構想」について、17日、賛否を問う住民投票が大阪市で行われた。有権者およそ211万人のうち140万人が投票し、66.83%という高い投票率を記録した。結果は、「反対」70万5585票、「賛成」69万4844票と、「反対」が1万票余り上回り、得票率の1%に満たない僅差で都構想は否決された。 ◆首都に吸い取られる「第2の都市の窮地」は世界各国で共通? 「都市人口1930万人は世界11位」「コメディアンで有名」「何世紀もの間、日本の商業の中心地だった」「『もうかりまっか』(まだ利益は上がっていますか)は、商人の町だった歴史にさかのぼるあいさつ」「地元の阪神タイガースは、日本で最も度を越した野球ファンを有する」「お好み焼きの本場」―― これらは、フィナンシャル・タイムズ(FT)紙による大阪紹介の一部である。何世紀にもわたって、大阪は日本の最も有力な商業中心地で、東京(江戸)がワシントンDCだとすると、ニューヨークのような存在だった、と同紙は語る。AFPも、数百年前、大阪は、日本最大にして最も富んだ商業の中心で、米やその他の主要物資が、「天下の台所」での競りのために、日本中から船で集まってきた、と語っている。 けれども、近年は、苦しい衰退に耐えている、とFT紙は語る。企業、人、経済力が東京に吸い上げられて、東京への一極集中がますます進んでいるためで、これは、イギリスのバーミンガム、アメリカのシカゴ、フランスのリヨンなど、世界各国の「第2の都市」で起こっている問題だ、としている。(「第2の都市」は厳密な語句ではない。大阪は、規模や人口では横浜に抜かされているが、日本第2の都市だと一般に見なされている、と同紙は語っている) 大阪は、アイデンティティーの危機にいくらか苦しんでいる、とAFPは語る。しかし、大阪は独特の文化を失っていない、とも語っている。FT紙は、大阪は料理とお笑いで、独自の気取らない文化を持っている、と語る。
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今日の都市の成り立ちは、地の利を基本としたエリアマーケッティングの世界だと思う
もちろん私見なのだが・・・
それが交通の便が一躍発達し、さらに情報が一瞬に世界を駆け巡るようになってくることにより
エリアマーケッティングが成立しなくなりつつあるように思う
都市を構成する要素は<交通>からの要件ではなく<発信情報>による個性化に
再分配され始めてるのではないか?
金は金を呼ぶ
政経が分離されているのか、いないのかは
都市の生い立ちにより
第二の都市を成立させ発展させるには、政経とは分離した独自の文化的な情報発信力だと思う
まだ、大阪には、その情報力があるようだが
関西の情報発信力といえば、京都がダントツに大きい
関西という視点で見れば、わずかに50km圏内に、京都、奈良、大阪、神戸といった
個性の違いを持つ文化の発信源があるのは世界的に見ても特殊だ
大阪は商業の都としての地位と文化でかつては日本を近年では関西を
牽引してきたが、その座をかなぐり捨て、モノづくりの職人の町とか文化をプロデュースする
文化商都などといった新規なコンセプトでの再生が現実的なのかもしれない
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