放射性物質、管理目標の3倍海に:福島第一、昨春から1年 試算、東京新聞
東京電力は二十五日、昨年四月からの一年ほどの間に、福島第一原発から七四二〇億ベクレルの放射性セシウムが海に漏出していたとの試算を明らかにした。この量は、東電が原発事故前に定めていた年間の管理目標値(二二〇〇億ベクレル)の三倍超に当たる。 先月、福島第一の排水溝から汚染水が外洋に流出し続けている問題が発覚し、東電はどれくらいの影響があったのか原子力規制委員会から報告を求められていた。二十五日の規制委検討会で、東電は漏れ続ける汚染水の測定を始めた昨年四月十六日から今年二月二十三日まで、濃度や溝を流れる水量から試算した。 最もセシウムの量が多かったのは、1~4号機の海側敷地から護岸を通じて漏れ出す地下水で、五一〇〇億ベクレル。次に多いのは、建屋脇を通って外洋に直接流れ出すK排水溝の二〇〇〇億ベクレルだった。ほかに三本ある排水溝は一〇〇億ベクレル前後だった。 東電は建屋に降り注いで汚染された雨が排水溝の主な汚染源と強調するが、会合で、規制委の更田(ふけた)豊志委員は「(高濃度汚染水がたまる)建屋からの可能性も含め、早急に汚染原因を究明するべきだ」と求めた。 東電は放射線量の高い地点では、無線式の超小型ヘリやクレーンを使い、早急に調査を進める考えを示した。ただ、東電は、排水溝からの漏出量は、護岸からの量に比べて「十分の一程度」と強調し、自らが放置してきた排水溝の汚染水問題が深刻ではないかのような説明をした。 参考として資料に添付した原発近くの海水のモニタリング値にしても、実際には振れ幅があり高いセシウムが検出される日もあるのに、その値は記さず、ゼロと誤解されやすい「検出限界値未満」だけを記載した。
上記は東京新聞2015年3月26日 朝刊の記事である
情報の出所である東京新聞を検索すると記事は消えている
ハードコピーはあると思うので図書館に行けば容易に確認できると思うのだけど
政府にとって不都合な情報は日常茶飯事に消されている現状に違和感を
覚える人々は少ないのだろうか?
いや、そうではないだろう
見ざる、聞かざる、言わざるが人生の極意だと徳川家康は庶民に説き
日光東照宮に神として祭られた
その教えがこれほどまでに根深いとは・・・?
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