日本所有のプルトニウムが「2・3トン急増」のなぞ?
朝日新聞 竹内敬二2015年6月8日12時58分
「英国にある日本所有分のプルトニウムが2・3トン増えた」と突然公表さた
日本は47トンのプルトニウムをもつ。フランスに約16トン、英国に約20トン、日本国内に約11トンある。この47トンという量、そして36トンもの量が外国に存在するのは原子力計画の頓挫などの結果だが、異常なことである。
しかし、「保管しているのは核保有国」というある種の「おまかせ心理」と、核には秘密がつきものという「情報過疎への慣れ」の中で、日本社会の関心は薄れている。
ことの発端は昨年9月15日の原子力委員会の会合だ。原子力委の事務局が「2013年末の日本保有のプルトニウム量が前年末の44トンから47トンに増えた」と公表した。
このうちの0・64トンは、日本国内の原発にいったん装荷していたプルサーマル燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物〈MOX〉燃料)が使われないまま取り出されたために再算入したものだった。問題は残りの2・3トンだった。
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ネットでは無責任な陰謀論が飛び交っているが
単に妄想のような可能性のつぎはぎでなく
国際的な原発事業の背景を具体的にひも解くべき時が
来ているのかもしれない
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