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公害から差別は始まらない、差別から公害が始まる! <原発プロジェクトに付け込まれる地域性>

先日、ある絵本作家と会った

福島との接点があり傷ついた話を聞いた

なるほど・・・と思った

後日、彼女の著書が送られていた

水俣病について優しく解説した本だった

今日、木陰に椅子を出し目を通し始めたら、一気に即座に読み切れた

いい本だった

よかたい先生の愛称を持つ元熊本大学医学部の原田正純先生のご活躍を

通して水俣病の本質に優しく迫る力作だった。改めて水俣病という公害問題と

福島の原発事故による放射能汚染の共通点を思い知らされた

原田正純先生は福島の放射能汚染は水俣病とは規模の点でまるで異質だと

言っておられるものの50年もの年月水俣病と歩んで来られた言葉には

福島に端を発し全国に広がる放射能汚染問題の本質を突くものが多くあるので

順番にご紹介したい

===差別から公害が始まる===

先生は、公害から差別が始まるのではない。差別から公害が始まるといっておられる

もともと貧しい暮らしをせざるを得ないところに圧倒的な資金をもってきて巨大な工場が

建設され生活が豊かになる。仕事とお金が流し込まれて、ありがたいと思う人もいるでしょう そして、その企業は支配的な力を持つようになる だから工場が公害を引き起こしても企業は自分たちが悪いと認めないし まわりの人々も隠してしまう

その企業に不利なことは、そこで働く人たちにも都合の悪いことだから

===差別から公害が始まる===

まさに、今日の東電がそうである

さらに東電はとてつもなく権力の大きい企業で、他の大企業をも支配する権力を

持っている

東北で福島は以前、ツンと澄まして、少しお高いイメージがあったという

それが、今度は酷い目にあってしまい、他の人たちは何も言うなと僻んでしまってるという

非常に保守色が強く、しかも差別意識まで強い地域性に付け込まれて

雁字搦めに身動きが取れなくなっているようにも見えてくる

詳細は・・・


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